以前から話題に出ていた携帯の番号をそのまま変えずに電話会社を変更できるというサービス、『番号ポータビリティー制度』が今年の11月前後から実施されるようですね。


ヨーロッパの方では随分早く導入されていて、アメリカでも2003年には実施されているこの制度ですがついに日本でも導入と言うことのようです。

実際周りの人間と話していても、番号変えずにキャリアを変えれるなら変えてみたいなっていう意見は多くきくので良い事だとは思うんですが微妙に引っかかる点が・・・。


それは変更時の費用ですね。

変更の手続き自体に費用が掛かるって言う訳ではないようなのですが、番号ポータビリティー制度を実施するに当たって1000~1500億円程度の設備投資が必要になるようなのですが、この費用をどこで負担するのかとなった時に利用者の方へも多少しわ寄せがあるだろうと思われます。

全携帯利用者の10%(約800万人)の人がこの制度を利用したとして、もし利用者が全額負担するとすれば約11万前後の費用が携帯の変更時に必要になります。

普通に考えて、11万も払ってまで番号そのままで携帯のキャリアを変更する人なんて居ないと思いますよね。

実際は、変更してもらう側の会社がある程度負担する形になると思うのですが、それでも今の同じ会社同士での変更と比べると機種変更代が高くなるのは間違いないかなと。

そう考えるとこのサービスあんまり需要は伸びないのではと思えるんですが・・・。

(ヨーロッパでも実際には1~3%程度の利用者しか利用されていないようですし)

まぁ、それぞれの電話会社の付帯サービス次第だとは思うんですが。


あと注目するのは、メールアドレスですよね。

今のシステムだとdocomoとかのドメインの入ったメールアドレスをAUとかで使用するとかは無理でしょうし。

これが足を引っ張る形になるのは間違いないかなと。

そこで新たなビジネスとして、携帯用のアドレスを取得するようなサービスが増えてくるのではないかなと。

ここ最近の機種であれば電話会社が提供するアドレス以外に個人で所有するアドレスの受信も設定しておける機種が増えているようですし。


あっちなみにこの記事随分前にかいてお蔵入りしてる間に、ドコモは902isシリーズが発売してますね( ̄▽ ̄;


N902isに変え変えようかな。

N901isは反応が遅くて急ぎでメール打たなくてはいけない時とかは少し厳しいですね(苦笑